2014.06.27更新

1.今週、いずれも主債務者が既に破産した事件2件について、
 破産管財人受任の打診を受けました。
  いずれの主債務者についても、その保証人分も含めて破産
 事件の破産管財人を私が受任しており、かなり前に終了して
 いました。今回の事件の債務者(別の保証人)も、保証債務の
 負担が重く、結局は破産申立に至ったようです。

2.上記のようなことは多く経験していますが、今回はいずれも、
 主債務者と保証人が親子や兄弟という関係であったにも関わらず、
 先行した保証人の破産申立代理人弁護士とは別の事務所の
 弁護士が、申立代理人をされていました。

3.先行した破産申立時の代理人が再び関与されなかった経緯
 は不明ですが、あえて受任されなかったのだとすれば、やはり
 三重は、弁護士会員には未だ余裕があるのかもしれません。
  先日も、弁護士会の新会館建設の臨時総会は、賛成の議決
 がされました。

4.報道によると、金沢弁護士会は、平成28年6月にも、現在
  の5倍の広さの会館を建てて、法テラスも入居させる方向で
  調整をしているようです。

投稿者: 北薗法律事務所

2014.06.18更新

1.収益物件(所有者、債務者が関与先)の入札期日が指定
  されたので、任意売却の準備ないし落札後の対応に必要と
  なる「物件明細書」を取得しました。

2.同書の「買受人が負担することとなる他人の権利」の欄に、
  ①6ヶ月の明渡猶予のみならず、②「短期賃借権」の記載も
  ありました。

3(1)「短期賃借権」は、
 抵当権設定登記後に締結された賃借権でも、
 法定の一定期間を超えない賃借権(短期賃借権:例えば土地
   は5年・建物は3年)であれば、
   抵当権に対抗できる(抵当権の実行後もその期間は賃借し
   続けられる)とする賃借人保護
   のための制度です(平成15年の民法改正によって廃止)。
 (2) 最近の司法修習生の中には知らない人もいて、びっくり
    したことがあります。

4.私の弁護士登録後の頃には、濫用的短期賃借権(抵当権
 の実行を妨害する目的等で設定される賃借権)が問題となり、
  上記3(1)のとおり法改正に至った経緯は勿論分かっている
   のですが、①そのような法改正の経緯や、②「改正附則5条」
   の存在を知らない若手弁護士もいるようです。

投稿者: 北薗法律事務所

2014.06.18更新

1.供託金の還付請求について、裁判所も交えて作成した和解
 条項(案)を法務局に打診したところ、打診した条項では還付
不可と回答されました。

2.本件和解条項(案)の対象である供託金については、従前、
  確定判決をもって還付を受ける権利を証明する書面として
  還付請求しようとしたが還付ができず、断念していたものです。

3.この確定判決での還付請求での失敗があったために、今回は、
 別件の訴訟での和解により事案を解決することとしたうえで、
 和解条項(案)を法務局に確認したところ、法務局から修正を
 指示されることになりました。

4.なお、今回還付請求する供託金は、債権者が「A」あるいは
「B外4名」という債権者不確知を理由とした弁済供託による
ものです。和解条項(案)でも判決でも、「A」「B外4名」のいず
れもが当事者になっています。

投稿者: 北薗法律事務所

2014.06.16更新

1.弁護士会より、①会費徴収額変更のお知らせと、②複雑案件
 の受任依頼(家庭裁判所の事件)がそれぞれFAXで送られてき
 ました。

2.会費の中には、「会館特別会計」分も含まれていますが、
  今後新会館を永久に建てないことにしても、「会費」なので、
  「会館特別会計」分が還付されることはないらしいです。

3(1)「弁護士会」を利用する弁護士の、弁護士会の「会務活動」
    に対する姿勢も、①積極的に参加、②放置、③反対、と様々
    です。
(2)また、経済的恩恵(事件の紹介)に関与することにも、
  温度差があります。

4(1)会費をもっと低額にし、かつ、上記3の点を考慮して会費
     に差を設けるのが、公平ではないかと思います。
(2)ア 例えば、弁護士会を通じて受任した事件は、一律に負担
   金(例えば10万円)を支払うようにしておけば、負担金の計算
  や支払の有無のチェックという事務局の負担も減少します。
   本日受任依頼を受けた事件についても、会費ではなく負担
    金であれば、それなりに納得(公平感)もできます。
イ 法律相談センターも廃止し、弁護士会からの一律紹介に切替
    えて、名簿登載料を徴収するようにすれば、「会全体」の負担
   は減って収入は増えることになります。

投稿者: 北薗法律事務所

2014.06.14更新

1.1年に1回提出を要する後見状況の報告書(収入・支出、
 財産目録等)を作成しています。

2.後見状況の報告がA41枚で終了する被後見人もいれば、
  数ページに及ぶ被後見人もいます。

3(1)今回作成しているのは、毎年、財産目録以外の報告
      のみで、5頁にも及ぶ被後見人の報告書ですので、
      大変です。
 (2)3か月に1回は、前回の報告書の状況の部分に、追加
     修正を加えていくように心掛けていますが、最後に1年分
     をまとめる時は、「領収証」の整理もあるため、かなりの
     時間を要します。

4.当該後見人は、収益物件を4か所所有しているため、
   ①その収入・支出の整理、②税理士への収入・経費の
    報告も3ヶ月毎にしていますが、これを1年分にまとめて
    裁判所に報告する文書も作成します。

投稿者: 北薗法律事務所

2014.06.14更新

1(1)遺産分割において、不動産を売却処分して代金を分割する
      ことを予定している時、不動産の名義が、共同相続人の共有
     名義ではなく相続人の1人の単独名義である方が、売主側が
     1人になるため、売却処分における手続が容易です。
  (2)(1)の場合、換価分割にするか、代償分割にするかという点
     を検討することがあります。
 
2.(1)換価分割か代償分割かについては、譲渡所得税の計算の
        上で違いがあるようです。
   (2)ア 換価分割の場合、換価分割を受ける各相続人が譲渡
        収入金額を得たとして、譲渡所得税の申告をします。
   イ 相続で取得した不動産の譲渡については、一定の条件
         で、相続税の一部を譲渡所得算出の際の取得費に加算
         することができます。
   ウ そのため、換価分割か代償分割かは、譲渡所得税の
         計算上、相続税を取得費に加算できるか(譲渡所得金額
         を減額できるか)に違いがでるのです。
   (3)単独名義(売却処分までの管理人的立場の人)の登記につ
       いても、どのような書類が必要となるのかを、司法書士の
      先生に確定してもらうことが必要です。

投稿者: 北薗法律事務所

2014.06.13更新

1(1)準確定申告とは、被相続人の死亡した日までの所得に関
     する確定申告を相続人が代わって行う場合をいいます。

(2)準確定申告によって、還付がされる場合には、提出期限は
    翌年の1月1日以降いつでもよい(但し還付請求権は5年で
    消滅する)ようですが、その他の準確定申告は、相続開始を
    知った日の翌日から4か月以内に行う必要があります。

2.現在、①成年後見人に選任されている事件及び②遺産整
   理の関係の案件の2件で、代理人として申告を担当している
   税理士との連絡調整をしています。
                                                                                     以上

投稿者: 北薗法律事務所

2014.06.10更新

1.従前後遺障害について参考にしていた「詳細 後遺障害逸失
 利益-裁判例の分析と新基準試案(ぎょうせい)」の後継版として、
 同一著者(共著者が「損害保険料率算出機構」の方)による
「詳細 後遺障害-等級認定と逸失利益算定の実務(創耕舎)」
が出版されたので、購入しました。

2.同書には、後遺障害類型ごとに整理された「判例カード」が
 掲載されており、「認定された労働能力喪失率・喪失期間」と
 「標準喪失率(認定等級に相当する自賠責保険での労働力
 喪失率)」とが対比されていて、参考になります。

3.後遺障害逸失利益に関して、コンパクトに必要事項がま
 とめられた書籍ですので、勤務弁護士にも通読して基本
 知識の整理をするよう勧めました。

投稿者: 北薗法律事務所

2014.06.02更新

先日、第67期の弁護修習が終了したので、今年も、修習生に、感想文を提出
してもらいました。
私が弁護士登録をして30年目ですので、来年からは担当をしないことにして
います。

「誇張」もあるかもしれませんが、基本、感想文に手は入れていません。

弁護修習感想文
 4月2日から5月30日までの間、弁護修習として北薗法律事務所にお邪魔させていただき、起案等のご指導を頂きました、第67期司法修習生です。
 短い期間ながら、多くのことをやらせていただきましたので、以下、感想を述べさせていただきます。

1 民事弁護起案

  文章を読むだけでなく、自分で書かないと身につかないということで、他の法律事務所における弁護修習に比べ、格段に多くの起案をさせていただきました。その場にある事件の資料を題材にして起案内容を決めるらしいのですが、起案しても起案しても、次の日には課題が頂けました。
 おかげさまで、民事弁護だけで、22通も起案させていただけました。
 
 しかも、その起案を全て北薗先生はご覧になり、添削してくださりました。
 北薗先生のお出しになる課題は、ただ教科書を読んでその内容に沿って書くだけでは十分でなく、実務上の注意点を踏まえていないときちんとしたものを書くことができないものが選ばれています。
 添削の際には、それらの注意点についてもご指導いただくことができ、弁護士として書面を作成することの難しさ、奥深さを感じることができました。
 本当にありがとうございました。

 特に、北薗先生は破産管財事件を多く手掛けていらっしゃることから、破産管財事件に関する起案を行うことができ、その第一人者である北薗先生にご指導頂けたことは、非常に貴重な経験でした。


2 民事弁護活動

 弁護修習では、多くの起案をさせていただけただけではなく、打ち合わせや法律相談、弁論準備手続などの弁護活動にも同席させていただきました。

 打ち合わせや法律相談では、北薗先生はその事案において重要な点を把握していらっしゃるため、難しい問題であっても、円滑に話が進んでいました。
 私は、事前に参考資料を拝見していたにもかかわらず、話についていくだけで精一杯で、自分はまだまだ未熟であると感じました。
 十分な聞き取りのためには、その事案についての十分な知識が必要なので、これからも知識の研鑽を怠らずに、努力しなくてはならないと痛感しました。

 さらに、北薗先生に同行させていただくことで、司法書士や金融機関の担当者の方など、多くの方々の信頼と協力によって、弁護士業務は行われていると感じることができました。
 依頼者と信頼関係を築くことの重要性は、かねてより言われていることではありますが、依頼者に不利なことも言わなくてはならない弁護士にとって、信頼関係を築くことは不可欠であるとわかりました。


3 刑事弁護活動

 北薗先生自身は刑事事件を担当されてはいないのですが、私が刑事事件に携わることを希望していたので、A先生、B先生、C先生にご指導をご依頼していただきました。
 おかげさまで、8件もの刑事事件に携わることができました。
 
 刑事弁護においては、自白事件であるか否認事件であるかによって弁護方針が全く変わってしまうので、被告人の主張を十分に聞き取ることが重要ですが、被告人が状況を理解していない場合もあり、思ったより難しいと感じました。
 だからこそ、自白事件であれば十分に反省していること、否認事件であれば捜査や証拠に問題があることを、弁論要旨や被告人質問で裁判所に伝えることは、弁護人の重要な役割であると実感することができました。

 なにより、かねてより希望していた、ロースクールでは同席できなかった秘密接見に同席させていただけたことは、非常に嬉しいことでした。
 それだけでなく、検察庁における任意開示や裁判所による事前協議にも同席させていただき、他の修習生と比べても充実した刑事弁護活動を行うことができたと確信しています。
 ご自身の担当される修習生ではないにもかかわらず、ご担当されている刑事事件を紹介してご指導くださったA先生、B先生、C先生、誠にありがとうございました。
 そして、ご指導をご依頼してくださった北薗先生に、深く感謝申し上げます。


4 弁護修習全般

  弁護修習においては、修習生がそれぞれ一人ずつ、異なる法律事務所に伺うことになるので、検察修習や裁判修習のようには、気軽に他の修習生の方々の状況を知ることができません。
 それにもかかわらず、お世話になる法律事務所によって指導方針が違うので、自分の状況を知るためにも、他の修習生の方々と情報交換をすることが必要となります。
  そんな中、ラインやメール、飲み会やクラス旅行等で、定期的に修習生同士で互いの状況などの情報交換ができたことは、とてもありがたいことでした。一人で弁護修習を過ごしていたからこそ、修習生同士のつながりがいかに大切かということをあらためて感じることができました。
  さらに、北薗法律事務所の勤務弁護士の方々には、質問に答えていただいたり、昼食にご一緒させていただいてご馳走していただいたりと、優しく見守っていただきました。
 事務員の方々にも、事務所で過ごす際に必要なことについてご説明いただくなど、とてもお世話になりました。
 北薗法律事務所の皆様に温かく迎え入れていただきましたおかげで、楽しい日々を過ごすことができました。


5 最後に

  2か月というとても短い期間でしたが、多くの方々に支えられた、幸せな弁護修習でした。
この弁護修習で学んだことを活かし、残りの修習、そして弁護士になることができた後も、日々努力してまいります。
 本当にありがとうございました。

投稿者: 北薗法律事務所